WX04は、2017年11月に発売されたNECプラットフォームズ製のWiMAX端末です。下り最大440Mbpsの高速通信とWiMAXトップ(発売時)のバッテリー性能が魅力のルーターです。
WX04の特徴
通信速度
WX04の通信速度は、下り最大440Mbpsです。これは、前機種のWX03と同じであり、HUAWEI製のW04よりも遅いです(W04は下り最大558Mbps)。
下り最大440Mbpsは充分な速度といえますが、先に発売していたW04と同じ速度ではないのは気になるところです。
通信モード
WX04は、2つの通信モードに対応しています。
- ハイスピードモード(WiMAX 2+)
- ハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE)
ハイスピードモードは、直近3日間の通信データ量が10GBを超えない限り月間通信データ量の上限なしでインターネットを利用できる通信モードです。
ハイスピードプラスエリアモードは、スマホでおなじみのつながりやすい通信モードです。利用はオプションのため月額1,005円かかり(3年契約の場合は無料)、月間7GBの上限があります。
WX04にはハイスピードプラスエリアモードに自動で切り替える「ワンタイムHS+Aポタン」が搭載されています。3年契約の場合はLTEオプションが無料のため便利かもしれませんが、通常はオプション料がかかるのでOFFにしておくべき機能です。
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大容量バッテリーと省エネモードで長時間使える!
WX04は前機種(WX03)の2,890mAhから増量した、3,200mAhの大容量バッテリーを搭載しています。また、省エネモードを使うことでさらに長時間の利用が可能になります。
ハイスピードモード(WiMAX 2+)で通信を行った場合、省エネモードによる連続通信時間は以下のようになります。WX03と比較すると、バッテリー持続時間が向上したことがわかります。
通信速度 | 連続通信時間 | WX03 | |
---|---|---|---|
ハイパフォーマンスモード | 下り最大440Mbps | 約8.1時間 | 約7.3時間 |
ノーマルモード | 下り最大220Mbps | 約11.5時間 | 約10時間 |
エコモード | 下り最大110Mbps | 約13.8時間 | 約12.3時間 |
WX04のバッテリー性能は、HUAWEI製の人気機種W04よりも優れています。
クレードルを使うと通信性能がアップ!
別売りのクレードルを利用すると、ビームフォーミングという技術によって通信速度が最大20%アップします。
クレードルとは、WiMAXの充電やLANケーブルの接続ができる台(スタンド)です。クレードルはオプションで3,000円~4,000円程度しますが、無くても充電はできます。
WX04のクレードルには拡張アンテナが搭載されているため、通信性能が向上します。ビームフォーミングという通信機器に向けて電波を集中する技術によって、通信速度や通信距離のアップが可能になります。
周囲の環境によっては、室内でのWiMAXの通信速度が低速化してしまうことがあります。そういったケースでも、クレードルによって通信速度がアップするので便利です。
WX04のスペック詳細
サイズ(高さ/幅/厚さ) | 約111/62/13.3(mm) |
重さ | 約128g |
バッテリー容量 | 3,200mAh |
連続待受時間 | 約700時間(休止状態)/約50時間(待機時) |
連続通信時間 | 約490分(※1) |
対応通信モード | WiMAX 2+/au 4G LTE |
通信速度 | 下り最大440Mbps/上り最大30Mbps(※2) |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11ac/n/a/g/b(2.4GHz/5GHz対応) |
最大同時接続数 | Wi-Fi:10台/USB:1台/Bluetooth:3台 |
メーカー | NECプラットフォームズ株式会社 |
※1:ハイスピードモード(WiMAX 2+)をハイパフォーマンスモード(下り最大440Mbps)で利用した場合です。エコモード(下り最大110Mbps)では、約830分利用できます。
※2:ハイスピードモード利用時。ハイスピードプラスエリアモードでは、下り最大440Mbps/上り最大50Mbpsになります。
WX04の評判・口コミ
WiMAXの端末を最新のNEC製のWX04にしたんだけど、AirPlayが不安定になった。これだから日本メーカーのものは…。
— とり@11/3Anifalak(梶裏祭 (@nekodori) 2017年11月12日
WiMAXのNEC製ルータ(WX04)の通信が安定しない件、色々試した結果デュアルチャネル機能(高速化機能)をOFFにしたら改善した…そんな不安定になる機能デフォでONにするなよ…
— とり@11/3Anifalak(梶裏祭 (@nekodori) 2017年11月13日
wx04 速いんだけどイマイチ安定しないなー(ㆀ˘・з・˘)
クレードル買った方がいいのかなー。— はむりーた (@R_i__R_i__) 2017年11月13日
ちなみにクレードルにさしてこんなもん。窓際とかに移動させればもう少し早くなるかもだけど笑 #wimax #wx04 pic.twitter.com/NqDXUmky4m
— タケダユウスケ (@_takedayusuke) 2017年11月12日
WX04に機種変更してきたよ。前のW01だと部屋の奥では電波入らなかったのが、普通に使えるようになったかな(^ ^)ただ…クレードル売ってない…。新規だったらタダでくれたのかな? pic.twitter.com/rOqn3nGv8L
— iwa-yuta (@yutayuta12800) 2017年11月1日
まとめ
WX04は、高いバッテリー性能とクレードルによって通信性能がアップすることが特長のWiMAXルーターです。
4G LTE(ハイスピードプラスエリアモード)を利用した場合の通信速度はW04に劣りますが、LTEは月間7GBしか使えません。また、下り最大440Mbpsあれば電波状況が悪い場所以外では遅いと感じることはまずないでしょう。
高速通信が欲しいならW04、バッテリー性能とビームフォーミング機能が欲しいならWX04という選び方ができると思います。
WX04おすすめプロパイダ
WiMAXにはたくさんのプロパイダがあって迷ってしまいますが、その中からWX04を契約できるプロパイダを厳選して紹介します。
UQ WiMAX以外のプロパイダでは、LTEオプションが無料になる3年契約プランのみになります(2017年11月時点)。理由はわかりませんが、3年契約限定という機種は初めてです。多くのユーザーにとっては3年契約は必要とは言えないので、2年契約にも対応して欲しいところです。
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UQ WiMAX 安心と信頼
UQ WiMAXはWiMAXの運営元なので、安心感があります。また、サポートなどのオプションが充実していて、はじめてのWiMAXという方や機械が苦手という方にはおすすめです。
一方、契約特典は他のプロパイダよりも少ないので、金銭的なメリットはありません。
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